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気候変動が引き起こすリスク?突如の乱気流で緊急着陸…英国人1名死亡、多数負傷

英国・ロンドンを出発したシンガポール航空が突然の乱気流に遭遇し、タイ・バンコクに緊急着陸する事態が発生した。この事故により、英国人1名が死亡し、数十名が負傷したと報じられている。

この航空機は20日(現地時間)にロンドンのヒースロー空港を出発し、シンガポールのチャンギ国際空港へ向かっていた。飛行中、ベンガル湾を越えミャンマー近海のアンダマン海上空に入ったところで、突如として激しい乱気流に見舞われたとされている。

パイロットが乱気流を事前に察知できず、事前データも確保できなかった「予期せぬ乱気流」の可能性があると伝えられている。

引用:ガーディアン

英国人が死亡し、多数の負傷者が出たことから、英国メディアは事故原因を分析して報道している。英国メディアのガーディアン紙は「激しい乱気流は1979年以降2020年まで約55%増加した」と報じ、「その原因を気候危機によるものという研究結果があるが、それは説得力がある」と伝えた。

長距離路線である国際線では、激しい乱気流に遭遇することは珍しくない。

国際線の定期便で、乱気流による死亡事故は非常に稀である。パイロットは事前に乱気流の接近を察知でき、ほとんどの乱気流は事前に警告する。その場合搭乗客は、パイロットや客室乗務員の事前アナウンスに従ってシートベルトを着用する。

問題は、地球温暖化により地球平均温度が上昇し続ける中で、突然発生する乱気流を事前に察知するのが難しいという点だ。今回のケースがまさにその例であると言える。乱気流は、異なる風のパターンが衝突したり、異なる温度・圧力・速度などが原因で発生する。同メディアはこれについて、「船が突然荒波に揉まれるのと似ている」と説明した。船が荒波や大波に揉まれると、船は空中に浮かんだり、激しく揺れることがある。

雷雨、山脈、特定の雲の出現など、一部の天候や地理的条件も飛行中の乱気流を引き起こす。パイロットを驚かせるのは、事前の警告なしに発生するこのような「晴天乱気流(Clear-Air Turbulence)」である。

晴天乱気流は事前の察知が難しく、飛行中の航空機がコースを外れたり、高度を急激に下げることがある。そのため激しく揺れる際にシートベルトを着用していないと重傷を負う可能性がある。

引用:ガーディアン

乱気流が増加する背景について、気候科学者たちは「気候危機」を理由に挙げている。英国レディング大学の科学者たちは、地球温暖化による気温上昇が大西洋横断航空路の乱気流を増加させたとの研究結果を発表した。

高度な風速の変化により、1979年から2020年までの間に激しい乱気流の事例が55%増加したという。

研究の共同著者であるポール・ウィリアムズ(Paul Williams)教授は、「より激しい空の波がすでに到来し、これからさらに増えるだろう」と述べ、「乱気流を予測し、検出するためのより良いシステムへの投資が必要だ」と提言した。

乱気流に遭遇して航空機が墜落する事例は稀である。乱気流から身を守るためには、座席に座っている間は常にシートベルトを外さないことが安全の基本であると、専門家たちは助言している。

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