金建希夫人の高級バッグ受領疑惑、「違反事項なし」…ネットユーザーから皮肉と批判が続々と

最近、韓国の国民権益委員会（権益委）が、尹錫悦（ユン・ソンニョル）韓国大統領の妻である金建希（キム・ゴンヒ）夫人の「ブランドバッグの受領疑惑」を「違反事項なし」として終了処理したことに対し、彼らの決定を揶揄する投稿が相次いでいる。

20日、権益委の贈収賄禁止法の質疑応答掲示板には、最近の権益委の決定に抗議したり、皮肉ったりする形式の質問が150件以上登録された。

特に、11日には一人のネットユーザーが「大統領夫人に300万ウォン（約34万円）相当のバッグをプレゼントしたい。大統領の地位は利用しない予定だ。しかし、大統領夫人の国政影響力がかなり強そうに見えるので、大統領夫人の地位を利用したいが、法に違反する行為か」と尋ね、権益委の決定を皮肉った。

また、「大統領夫人に300万ウォン（約34万円）相当の伝統的な韓国の飴（ヨッ*）を贈っても問題ないか」、「300万ウォン（約34万円）相当の化粧品、トイレットペーパー、洋酒、外国製ポーチを贈りたいが、合法か確認したい」などの質問も相次いだ。

*韓国の伝統的な飴「ヨッ」は、「ヨッを喰らえ」という侮蔑語で使われている。

さらに、「権益委員長の奥さんに300万ウォン（約34万円）相当のブランドバッグを贈りたい。こっそり渡すべきか、堂々と渡すべきか（迷う）」、「権益委で働きたい。賄賂を受け取るのが好きで、特技は贈収を受けること。それくらいなら権益委員長になれそうだから、待遇をお願いしたい」など、権益委自体に対する批判的な投稿も多数掲載された。

先に、権益委は10日、「金夫人のブラントバッグ受領疑惑」について、贈収賄禁止法に配偶者の制裁条項がないという理由で事件を終了すると発表した。

その後、二日後のジョン・スンユン権益委副委員長は、「金夫人が受け取ったブランドバッグの受け取りは大統領との職務関連性がない。あったとしても外国人からの贈り物なので（大統領への贈り物に該当し）報告義務はない」という趣旨で補足した。