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「バイデン-習近平、首脳会談で軍事交流窓口の一部復元合意の見通し」

米中防衛対話1年以上途絶えて…ホワイトハウス「会談最優先目標」

習近平(左)中国国家主席とジョー・バイデン米大統領が昨年11月14日、首脳会談に先立ち会話する。バリ(インドネシア)/AP通信

ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が、両国間の中断された軍事対話を一部再開する見通し。

日本の共同通信は14日、情報筋の話として、バイデン大統領と習主席が15日(現地時間)米サンフランシスコで開かれる米中首脳会談で、両国間の軍事対話の窓口を一部復活させることで合意する見通しだと報じた。

米中首脳会談の開催は、昨年11月にインドネシアのバリ島で開催されて以来、今回が初めてだ。今回の会談は、習近平国家主席が14~17日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のため米国を訪問することをきっかけに実現した。

米国と中国の国防対話は、昨年8月のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問以降、中断されている。その後、米国政府は両国の偶発的な衝突を防ぐために軍事的なコミュニケーションが重要だと考え、機会あるごとに軍事高官級対話の再開を促してきた。しかし、中国は外交・経済のハイレベルなコミュニケーションを再開しながらも、軍事部門のコミュニケーションは拒否してきた。

ホワイトハウスは今回の首脳会談の最優先目標として、両国軍事対話の再開を挙げた。ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障補佐官は前日のブリーフィングでも、「我々は両国関係の最も基本的な要素のいくつかについて議論すると予想し、これには開かれたコミュニケーションチャネルの強化と責任ある競争管理で衝突を防ぐことが含まれる」と述べた。

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