試練の時を迎えているキム・ミンジェ、次の舞台はプレミアリーグかセリエAか…

サッカー韓国代表チームの守備の要、キム・ミンジェの動向が移籍市場で注目されている。現在、所属するバイエルン・ミュンヘンではつらい時間を過ごしているが、彼の能力を知るヨーロッパの多くのビッグクラブが獲得に動き出している。

韓国代表チームのディフェンダー、キム・ミンジェは、前シーズンにイタリア・セリエAでナポリを優勝に導いたことが評価され、ドイツ・ブンデスリーガの名門チーム、バイエルン・ミュンヘンに2023ー2024シーズンより入団した。キム・ミンジェは移籍金4,200万ユーロ（約70億円）、年俸1200万ユーロ（約20億円）、契約期間は5年と大きな期待を背負い大型契約締結に成功した。

6日、ドイツの複数メディアは、最近、バイエルン・ミュンヘンがキム・ミンジェを今夏に売却する計画だと伝えた。これは、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝、レアル・マドリード戦での不安定なプレーが決定的な原因となった。キム・ミンジェはこの試合で重大なミスを犯し、チームの中心ディフェンダーとしての役割を果たせなかった。

それでもなお、キム・ミンジェに対する他のチームの関心は衰えていない。特に、イタリア・セリエAのユヴェントスFCが彼に強い興味を見せているという。ユヴェントスFCは現在クラブの変革を図っており、新たなディフェンダーを探しているところだ。

キム・ミンジェのナポリでの活躍は、当時セリエA最高のディフェンダーの一人と評されるほどだった。ナポリはセリエA優勝を果たし、キム・ミンジェ本人もベスト11と最優秀ディフェンダーに選ばれ、自身の評価を高めた。

一方、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドもキム・ミンジェの獲得に関心を示しているという。彼らは過去にもキム・ミンジェ獲得を試みたが実らなかった。

今シーズン、プレミアリーグで停滞しているため、センターバックの補強は急務だ。移籍情報や選手の市場価値に関する情報を提供する「Transfermarkt」はマンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍に巨額を投資する準備ができており、キム・ミンジェは彼らのディフェンス力改善に有効だと予想している。

キム・ミンジェ本人は移籍について具体的な言及を避けている。しかし、ヨーロッパのサッカー界では彼の次の動向が多くの人々の関心を集めている。ユヴェントスFC、マンチェスター・ユナイテッドはもちろん、ナポリへの復帰の可能性も取り沙汰されており、今夏の移籍市場でキム・ミンジェはもっとも注目される選手のひとりになると見られている。